チャネルの雑記

いろいろ語りやーす

【59】片耳難聴のあるある

「片耳難聴」という言葉をご存じですか?

 

 「ご存じですか」というか、まあ字面を見たら意味は推測できますよね。「片方の耳が聴こえにくい、聞こえない」ってやつです。「難しい」という文字が使われていますが、僕の場合は右耳が生まれつき全く聴こえません。聴力検査をすると、右側のときの検査ではめっちゃ静かです。そんな片耳難聴だと、どんな生活なの?ということを書いて

 

いきやーすw。

 

最初に言っておくべきことは、日常生活においては大きな不便はありません。人の声を含め周りの音はもちろん聴こえます。

 

ただですね。苦手な状況というのが、ありやすね。

 

①大勢の人がいる場所

②右側(聴こえないほうの耳の側)で人が話している

 

とかですね。

 

①大勢の人がいる場所

 

 たくさんの人がいる場所…例えば数十人規模の飲み会や、イベント会場などが当てはまります。

 1つの耳で聴いているぶん、周りの音が左側に全て入ってきます。スピーカーの声を聞き取りたくても、周りの音が入ってきてとても邪魔です。まあイベント会場なんかふつうの人も音が聞き取りづらいと思いますが。

 人が多い飲み会なんか、正直苦手ですね。ただでさえ騒がしい居酒屋、10人とかだとほんとに声が聞き取れません。少人数とかせいぜい4人とかなら左側に座れば大丈夫ですが…。だから宅飲みとかのほが好きなのかも。

 飲み会でぼくが左側に座っていたら愛想笑いが多くなってるかもしれませんが、まあちょっと許してください。アハハ!

 

②右側(聴こえないほうの耳の側)で人が話している

 

 なんといってもこれ。右側に人が来ると基本 僕は滅亡します。いやそんなレベルではないですけど。ちょっと盛った。ただ、だいぶコミュニケーション機能が低下します。

 部屋とかなら全然いいですけどね。例えば渋谷の街中で左側にいたら、右側の友人の声はあんまり聴こえないでしょうね。

 

友「久しぶりやん!」

僕「ぶり食ってきたん?ええなあ~」

友「ちゃうわ、昼飯まだ食ってへんわ」

僕「バイデンとオバマか、迷うなあ~」

 

こんな感じの会話が頻発すると思います。

友人にも「??? 何をしゃべってんだ…?」という顔をされることがあります。すまんな、友。

 しかも会話がうまくいっていないということにそもそも気づかないことがある、という地獄。これが一番こわい。笑

 

 ときに、わからなかったらちゃんと聞き返す、人生で大事なことですね。しかし悲しいかな、何度聞き返してもまじで聞こえないことがあります。というか一度聞き取れなかったことに限って、聞き返しても全然わからないことありますよね。なんなんだろう。

 

○ある高校生のときの1コマ…

 5人ずつ机を合わせて、グループワークをすることに。テーマはよく覚えてません。「カレー味のうんこか、うんこ味のカレーか」とかだった気がします。

5人のときって、机を2×2にしてそのはしっこに1つ足しますね。人数が40人だったのでクラスで8つのシマができて、割り当てられた自分の数字のシマに移動。流れでぼくは5つの机のうち真ん中の席に座りました。左側に2人、向かい合わせに1人、右側に1人、という感じですね。あんまり

 

「俺を右側に座らせてくれエエエエええ」

 

ってのはいいづらいので、真ん中ならいいかあという感じで席につきました。正直、毎度毎度「こっち側に座らせてほしい」ってのも言いにくいんですよね。コミュ障なだけかもしらんけど。

 

で。グループで話し始めます。「味がよくてもうんこだったらそもそも食べる気しなくね?」「いや実際の味のほうが大事やろ」とか熱論するわけです。

 すると、ぼくの左側の男の子が机に直接鉛筆でメモを始めました。学校の机ってふつうに文字書けましたよね。ノートなかったからその男の子は机に直接書き始めたわけです。

 

 ところがですよ。それぞれクラスの人たちは指定の場所に移動したので、自分の机に座ってるわけではありません。人の机です。それを見かねたぼくの右側の女の子が、ぼくにコソッと話しかけてきました。

 

「えなたpjvmはや?た!」

ぼく「?????」

 

状況を見てその子(園子ではない)が言いたいことを理解できたらよかったんですが、なにしろぼくも駄々草で机にメモするような男なのでわかりませんでした。

「わからなかったら聞き返す」、大事なことを実行することにします。

 

ぼく「ごめん、なんて(関西弁の語尾上げ)?」

女の子「なたやまらmgtなた?n」

 

あ、だめだ。聞こえないやつだこれ

しかし大きな声で言いたくないからぼくに言ってくれたんでしょう、男には退けないときがある。なんとかもう一回!

 

ぼく「すまん、もっかいいって」

女の子「たらmgtはた!mg

 

はい降参。結局、ぼくをまたいで直接伝えてもらいました。まじでごめんなさい。

 

ちいせえことですけどね。なんか耳聴こえないのも実感するし その子にも申し訳ないし、よく覚えてますね。「あの野郎、なめやがって」と思われてたかもしれません。そんな子じゃなかったけど。笑

 

 聞き返して相手がもう一度言ってくれたらいいですが、「もういいよ」とか「やっぱええや」とか言われちゃうこともあります。なので時々、なんとか言葉を推測してうまく合わせてしまうこともあります。コミュニケーションって難しいねー。

 

 あとは、ゼミの飲み会で先生の左側に座ったとき。うん、絶望。先生が角っこで一番右側だったから、ぼくになす術はありませんでした。マンガだったら「…ッッ!!!」って描写が出るような場面。

 なんとか顔自体を右に向けて先生の言ってることを聞き取ろうとするも、無事に先生のボケを聞き取れず「もうええわw」と言われました。お世話になりました。その節は、ありがとうございました。

 

 てなわけでこういう場だと、人の話を聴いてるほうが好きです。もともとそうですけどね。あとポテトを貪る。からあげも。逃げられると思うなよお前ら。

 

 ざっとこんな感じの人生です。もうちょっとまた書いてみようかな。読んでいただきありがとうございました。